等身大で生きる。

アウトプットの練習です。

どうして本を読まないで生きていけると思ったんだろう。

こんな最低なことがあるだろうか。

と、唐突に思った。

 

原因は今読んでる本。

こんなひどい話が、最低な話があっただろうか。憤りも通り越して絶望しかない。

そして、この絶望感が伝わらない人間も一定数いるんだろうと思ったら最悪な気分になった。

何も情報を入れないで巻末まで読めばわかると思う。この絶望が。

これを、病床で書いたというのが考えられないし、どんな気持ちで書いたんだ、とも思う。

気持ちとか。意識とか。どう言うつもりだったんだろう。人間は愚かなんて言葉で閉じ込められる生き物じゃないって、そう言う話だった。

情緒がぐっちゃぐちゃにされた。

でも、読んでよかったと思う。この絶望を知ってよかったと思う。最悪でも、最低でも、これを他に体験する術はないから。アニメ映画や漫画にもなっているが、そちらで摂取したら、こんなに酷い気持ちにはならなかっただろうと思う。

 

本を読まないで生きていけるなんて嘘だ。そんなわけがあるはずなかった。こんな絶望を知らないで生きていくなんて、それこそ最低だと思う。私はしれてよかった。救いがなくても。

時間がないなんて傲慢だ。これのために作れない時間なんて、あったって大したことに使えないだろう。少なからず、そう思えるほどの衝撃だった。

私の場合は、だけど、本という媒体で、文字という視覚情報が身体に馴染むだけで、アニメ映画でも、漫画でも、自分に馴染む媒体から摂取すればいいと思う。

なんで忘れていられたんだろう。なんでこんな体験をしないで生きていけると思ったんだろう。

簡単に心なんて粉々に砕けてしまうということを、なんで忘れていられたんだろう。